今日の朝刊に、『詐欺』の記事が載っていたのですよ。
それを読み、「馬鹿な奴だよな~、有り得ない!」なんて言い出したのは、ボクの同僚。
てっきり『騙された人』の事を言っているのかと思いきや、実はそれは、『詐欺師』に向けられた言葉。
その同僚曰わく、
『たかが数百万円の為に罪を犯すなど、リスクが高すぎる!』
だそうです。
もしも罪を犯すならば、最低でも5~6千万円は得られないと、割に合わないと。
まあ、言われてみれば、確かにそうですよね?
犯罪という『巨大なリスク』を負うならば、それに見合う報酬が無ければ、話になりませんから。
ええ、たかが数百万円で一生を棒に振るなんて、実に馬鹿げています。
― では、一体幾らくらい得られるなら、罪を犯すか?
もしもボクならば、最低でも数億円以上ですね。
一発で一生分の金を稼いで、海外に逃亡、後は悠々自適の生活を送ります。
罪を犯すのは一度だけ、『何度も繰り返さなければ生活が出来ない犯罪』など、論外ですから。
が、どうやらこれはその個人により、かなり感覚が違う様です。
前記した同僚の様に、『5~6千万円で良い』という者もいれば、更に少額の『1千万円貰えるなら』という同僚もいて。。。
犯罪の等価……世の中にはたかが数千円で人を殺す者もいますし、その『相場』を決めるのは、なかなか難しい様です。
で、同僚達とこんな話をしながら、ふと気付いたのですよ。
こうして、冷静に考えてみたら……。
『幾らだろうが絶対にやらない』という同僚が、周りに一人もいない!
どうやら我が社の社員は、金額によっては罪を犯す、『犯罪予備軍』ばかりだった様です(汗)。