北海道にあるビルの玄関は、『自動ドアが二重になっている』のが基本です。
理由は単純、『風除室』の意味があるからです。
何しろ極寒の北海道、真冬の吹雪が酷いですので、ドアが1枚だとダイレクトに風が入ってしまうのですよ。
なのでこうしてドアを二重にし、風が直接室内に入るのを、防いでいるという訳ですね。
北国の民の、生活の知恵です。
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今日、建物から出ようと玄関の方を観ると、誰もいないのに『内側の自動ドア』が勝手に開いたのですよ。
それも普通の開き方では無く、どこかガタガタと震えながら、まるで中央に何かが引っかかっているみたいに。
なので、それを観たボク、
― 故障か。。。
素直に、そう思いました。
自動ドアのセンサーが、何かに反応して誤作動するなど、珍しい事ではありませんしね?
なので、さほど気にする事も無く、自動ドアの方へ近づいて行ったのです。
そうしてボクの目の前で、静かに閉じる、内側の自動ドア。
すると次の瞬間、思わぬ出来事が。
今度は外側の自動ドアが、先程と同様に、いきなり開いたのですよ!(驚)
先程の『内側の自動ドア』に続き、今度は『外側の自動ドア』が。
誰もいないのに。
まるで、内側の自動ドアを通った何者かが、そのまま外に出て行ったみたいに。
透明なガラスのドアだから、誰かが近くにいれば、すぐに分かるのに……。
単なるセンサーの誤作動だとは思いますが、何となく、嫌~な気持ちになりました(汗)。