仕事相手のお父さんが、急逝されたのだそうです。
ってまあ、もう既に葬儀を終え、告別式も終わっていましたけどね?
どうやら色々とあり、こちらに情報が入るのが、ちょっとばかり遅れてしまった様です。
しかし知ってしまった以上、知らぬ顔も出来ませんので、香典を用意しようと思いました。
しかし抽斗を探してみると、どうやら、香典袋の買い置きが切れてしまっている様子。
仕方がありませんので、昼休みにコンビニまで走り、購入する事にしました。
さして親しくも無い間柄、香典は3000円で充分だな、そんな事を考えながら。
そうして眺める文房具?のコーナー、陳列された香典を観て、思わず立ち尽くすボク。
というのも、そこには『数種類の香典袋』が並べられていたのですよ。
・御霊前
・御仏前
・お布施
・無地(手書き用)
流石に『お布施』が違うのは分かりますが、正直、御霊前と御仏前の使い分けが分かりません。
しかしボクの記憶が確かなら、これまで使って来た袋は、常に『御霊前』だった筈。
なのでとりあえず『御霊前』の方を購入し、会社へと戻りました。
が、本当にそれで合っているのか、何となく不安の拭えないボク。
なので、この場合は『御霊前』で良いのか、ネットで調べてみたのですよ。
すると出て来たのは、とっても分かりやすい、こんな解説。
『49日までは御霊前、それを過ぎたら御仏前です♪』
何でも亡くなった方は、死後49日間は『霊』として現世に留まるのだとか。
で、それを過ぎるとあの世へと旅立ち、『仏』になるのだそうです。
これら香典袋の文字の違いには、こういった意味が込められていたのですね~。
とりあえず安心し、丁度彼と会う用事があるという同僚に、香典を渡します。
そうして何となく眺め続ける、先程調べたネットの内容。
そこで『キリスト教でも御霊前で大丈夫』と知り、何とも奇妙な気持ちになりましたよ。
と、そんな感じで眺める、そのページ。
ふとその中に、一行の但し書きがあるのに気付きました。
それは……。
浄土真宗に『霊』という概念は無いため、臨終の時よりいきなり『御仏前』とする。
キリスト教にすら通用する『御霊前』ですが、どうやら、浄土真宗だけはダメみたいです。
何故ならこの宗派には49日という概念が無く、亡くなった方はすぐに冥土に行ってしまう為、いきなり『御仏前』になるからなのだそうです。
全く、同じ仏教の仲間なのだから、葬式の儀礼くらい統一すれば良いのに……(汗)。
と、そこで頭を過ぎる、一抹の不安。
まさかそんな筈は無いと思いながら、一応念の為、葬儀に列席した同僚に尋ねてみました。
ボク「○○さんの宗派って何だった?」
同僚「浄土真宗だったよ」
。゜(゜´Д`゜)゜。いやああああ~っ!(泣)