工事の申請書類を見て貰うため、警察署に行って参りました。
担当の警官は、警察官なのにちゃんと人と会話が出来るという、実に珍しい生き物。
相手の話は一切聞かず、頭ごなしに怒鳴り付けるのを基本とする警察組織において、『奇跡』とも言える存在です。
どんな世界にもいるのですね〜、変わり者は(笑)。
そんな感じで、『ちゃんと会話をしながら』進める、申請書類の相談。
その担当さんが多忙な方で、電話で幾度か中座されたものの、ほぼ1時間みっちり教えて貰いました。
ボクは立ち上がり、丁重にお礼を言うと、退室しようと玄関に……と、不意に声をかけられたのですよ。
警官「今日はどこを通って来られたんですか?」
ボク「普通に○×を抜けて、そこからは国道を真っ直ぐですよ」
警官「それじゃ市街を通るから時間がかかるでしょう」
ボク「え、でもその道が一番早いんじゃ?」
警官「実はですね〜、抜け道があるんですよ〜(笑)」
そうして教えて貰ったのは、今までボクが知らなかった、郊外の農道。
若干遠回りになるものの、信号機がありませんので、かなりの時間短縮になるのだとか。
しかも他ならぬ『警察』が教えてくれているのですから、きっと安全性もバッチリな筈です。
ボク「へ〜、これは良い道を教えて戴きました♪」
警官「今日の帰り道にでも、試しに走ってみて下さい(笑)」
ボク「ところでそこ、け……」
言い掛けて、慌てて口を塞ぐボク。
そして再びお礼を言うと、逃げる様にして、その部屋から飛び出しました。
心臓ドキドキ。深呼吸をして、気持ちを落ち着けました。
親切な警官に、『良い抜け道』を教えて貰ったボク。
そこでもう一つ、いつもの癖で、聞きそうになったこと。。。
ボク『そこって警察の取り締まりは大丈夫ですかね?』
警官相手に、とんでもない発言をするところでした(汗)。