いつもの様にスーパーに酒を買いに行くと、そこに、1パック85円の特売玉子を発見しました。
と言ってもこれ、『1000円以上お買い上げのお客様限定』ですけどね?
『これが欲しいなら、他のものもたっぷり買ってね♪』な感じの、スーパーの戦略的商品。
昔風に言えば、『ドラクエが欲しいならスペランカーとセットね♪』みたいな、抱き合わせなイメージ。
で、そんな特売玉子を眺めながら、ふと疑問に思ったのですよ。
1000円以上お買い上げのお客様限定、この『1000円以上』という値段には……。
― 玉子の代金って、1000円にカウントされるのだろうか?(悩)
この特売玉子を買うための条件である、『1000円以上』の定義。
1000円以上ならば何を買っても良い訳ですから、普通に考えたならば、玉子だって『購入金額』に含まれる筈です。
という事は、単純計算で『1000円−玉子85円=915円』で、その権利が得られる筈なのですよ!
が、ここで浮かぶのは、それに対する新たなる疑問。
実はこの玉子、1000円以上のお買い上げで85円になるものの、ノーマル価格は178円なのですよ。
1000円以上の買い物をしないお客様でも、178円払えば、この玉子を買う事が出来るのです。
という事は、この玉子本来の価格は178円ですので、他の商品と合わせて1000円にするには……。
1000円−玉子178円=822円
玉子以外の商品を822円分買い、そこに定価の玉子178円を加えれば、条件である1000円をクリアします。
1000円買ったかどうかは、レジスターが勝手に判断してくれますので、この時点で玉子は85円に値下げされるのですよ。
が、そこで値下げされた時点で、お買い上げ金額は変化して……。
822円+玉子85円=907円
特売玉子を買う条件である、1000円を下回ってしまうのですよーっ!(焦)
そこでレジスターは、『この客は1000円未満の商品しか購入していない』と判断し、玉子を178円に設定しなおします。
しかし玉子を178円にすると、購入金額が1000円に達してしまい、『玉子を85円に値下げしなければ!』となる。
そうして値下げすると、金額は再び1000円未満となり、玉子を178円に設定変更。が、そこでまたしても1000円に達してしまい……。
レジ『この玉子は、一体幾らなんだ?』
レジ『合計金額は1000円以上か、それとも未満か!?』
レジ『玉子は85円か、それとも178円か……』
レジ『……』
レジ『……』
レジ『計算不能、自爆します』
どっかーん!
あ、今日は酒を2000円分くらい買ったので、実際にどうなるかは知りませんけどね?