出張先での唯一の楽しみと言えば、やはり『朝食』でしょう。
個人での旅行では、お金が勿体ないので、いつも素泊まりにしているボク。
しかし出張の経費は会社持ちですので、気兼ねする事無く、朝食付きにする事が出来ます。
ホテルで朝食……ちょっとだけ、リッチな気分になれたりして(笑)。
で、そんな先日の出張での出来事。
朝一番のJRで帰社する予定だったボクは、7時からの朝食をすぐに摂るべく、6時50分には身支度を整えていました。
忘れ物が無いかの最終チェック、そして机の上にあった『朝食券』を確認し、さて出掛けようかと思ったその時。
― 朝食券が無い。
朝食券が挟んであった厚紙?をゴミ箱に捨て、朝食券を抜き取ったボクは、それをどこかに置いた。
そうして鞄を手にし、ふと振り返った先、何故か朝食券が無くなっていたのですよ。
目を離したのはほんの1秒足らずなのに、どういう訳か、机のどこを探してもそれが無いのです。
朝食券を手に取ったのは、たった今のこと。
ボクはその場から一歩も動いていないのですから、少なくとも手の届く範囲、すぐ近くにある筈なのですよ。
なのに、机のどこを探しても、置かれている筈の朝食券が見付からない……(汗)。
無意識にポケットにしまったのかな?
スーツのポケットの全てを探しますが、やはり入れていない様で、どこにも見付かりません。
では、間違えてゴミ箱に入れてしまった?
ゴミ箱の中を調べますが、入っているのは厚紙だけで、朝食券はどこにもありません。
では一体、朝食券は、どこに消えてしまったというのか?
もう一度スーツのポケットを確認、やはりありません。
念のためにゴミ箱の中も確認、やはりありません。
そうして時刻を確認すると、どうやら20分余りも捜索を続けていたらしく、もう7時10分過ぎ。
― まずい、このままではJRに乗り遅れる!(焦)
仕方なく鞄を手にし、部屋を後にします。
そうしてカードキーをフロントに渡し、チェックアウトを済ませました。
で、一か八か、そこにいた男性にこう言ってみました。
ボク「朝食券を無くしてしまったのですが」
男性「和食と洋食、どちらで予約されていました?」
ボク「和食です」
男性「はい、和食で再発行致します」
朝食券って、無くしても意外と大丈夫なものですね〜♪
にしても……。
あの朝食券、一体どこに消えてしまったのでしょうね?(悩)