連休最終日の今日。
10日ぶり(二週間ぶり?)の晴天に恵まれたこの街にも、昨日までの寒さが嘘の様に、暖かな日差しが降り注ぎました。
でも、現在室温20.5度。昨夜と全く一緒。。。
……どうなってるんだ、この街!?(汗)
それはともかく、今日はこの青空の下、近所の温泉に行って参りました~♪
肌を突き刺す日光に、それを和らげるべく潮風が、心地よく吹き抜ける休日の午後。
最高に贅沢な時間の過ごし方ですね(笑)。
露天風呂にあるデッキチェアに寝そべり、じっと目を閉じる。
不意に瞼に影を落とすのは、上空を舞う、1羽のカモメ。
ふと薄目を開け、その白い翼に視線を向けたすぐ隣、塀の上に何やら棘状のものが生えているのに気付きました。
(2枚目の写真です)
……何だこれ?
不思議に思い、辺りを見渡します。
するとそこかしこ、東屋の屋根や周囲の塀の上などにも、透明なワイヤーが張り巡らされているのに気付きました。
そこで理解します。
― 成る程、これは『鳥避け』だ!
海の近く(ってか港の中)に作られた、この温泉。周囲には、常にカモメや海猫が飛び交っています。
そんな海鳥たちが、羽を休めるべく、屋根や塀に留まったらどうなるか?
きっと辺りは糞にまみれ、惨憺たる状況になってしまうでしょう(汗)。
そこで考えられたのが、この『鳥避け』の装置。
こうして透明なワイヤーを張っておけば、足を置く場を無くした鳥たちが、留まれないという仕組みです。
何だかちょっと可哀想な気もしますが、お客様に不快な思いをさせない為には、仕方の無い処置なのでしょうね。
それにしても、ワイヤーロープに針千本とは、経営者も良くやるね~(笑)。
デッキチェアに寝そべりながら、『よっぽど苦労したんだろうな~』などと考え、少し可笑しくなりました。
何しろ、ワイヤーロープはともかくとして、針は物凄い本数ですからね?
針千本は大袈裟としても、針500本くらいは、軽くありそうな感じでしたから。
こんなにも厳重にしなければならないなんて、よっぽど沢山の海鳥が飛来するのだろうか。
それとも、この針に串刺しになったカモメで、焼き鳥でも作るのかな?
でも、カモメって喰えるんだろうか……。
漠然とそんな事を考えながら、また周囲を見渡します。
屋根に張られたワイヤーロープと、こちら側に設置された、無数の針。
どちらも、カモメや海猫が留まれない様に。。。
― どうして2種類の鳥避けがあるのだろう?(考)
考えてみれば、針が設置されているのは、片方の塀の上だけ。
その他、海に面した塀や東屋の屋根などには、普通のワイヤーが張ってあるだけなのです。
同じ鳥避けならば、全てワイヤーで良い筈。なのにこの塀だけ、何故か鋭利な針が設置されている。。。
どうしてこの塀だけ、こんなにも装備が厳重なのだろう?(悩)
露天風呂をぐるりと囲む、鳥避けの装置。
他は全てワイヤーなのに、一方だけが『殺傷能力』を持つ鋭利な針。
この使い分けとは、一体?
たまたま設置した時期が違っていて、その時に一番安い製品になったのかな?
それとも、この塀の構造上、ワイヤーが設置出来なかったとか。
にしてもここまで鋭い針じゃ、鳥どころか、人間まで死んでしまいそうだ(汗)。
人間?
― はっ!(閃)
この塀の向こうは、この温泉の間取りから察するに、恐らく女湯。
その塀の上に設置された、殺傷能力を持つだろう、無数の針。
つまりこれは、鳥避けでは無く……。
覗き防止用の忍返し!(焦)
にしても、ここまで厳重な覗き防止をするなんて。。。
昔ここで、どんな凄い覗きが行われたのかは知りませんが、心地良い温泉ですよ♪