たった今、コーディネーターのFさんから、電話を貰いました。
(※念の為に書いておきますが、upするのはこの日じゃ無いです)
えふ『骨髄バンクのFです、こんばんは』
ボク「は、はい、こんばんはっ!(汗)」
タイミング的に、恐らくこれは、再検査をするかどうかの連絡でしょう。
ボクとしては、仕事の都合もありますし、出来ればこのまま終了したいところ。
が、それを決めるのは財団……ここは、英断に期待するしかありません。
えふ『お元気ですか?』
ボク「死ぬほど元気ですっ!」(←え?)
えふ『そうですか、それは何より』
― どっちだ? 分からないけど、早く言って~!(泣)
えふ『今回のコーディネートについて、財団の結論が出ました』
ボク「はい(ゴクリ)」
えふ『財団の下した結論は……』
コーディネート終了~!(笑)
何でも、血液検査の結果は悪いものの、元気そうだから良いのだそうです。
肝臓の値が悪いのは、大量の飲酒が原因だから。
きっと先生が言ってくれたのでしょうね、『あいつはアル中だから』って(笑)。
でもね?
酒なんて、殆ど飲んでませんけどね?
ボクだって馬鹿じゃない、それなりに体の事は考えています。
だから手術から術後検診までの間は、酒は確かに飲んでいたけれど、かなり量を減らしていたのですよ。
なので、酒が原因で肝臓の数値が変わるなど、有り得ないのです。
なのに、酒が原因と、勝手に決め付ける財団。
うん……。
こんなに簡単に騙されて、大丈夫か、この組織?(悩)
まあ何はともあれ、これにて、数ヶ月に渡った骨髄移植は終了です。
いや~長かった! でも良かった、無事に終わって(笑)。
GOTを下げる方法は知っていますし、後は自力で血液成分を操作すれば、今度こそ全てが終わりです♪
で、こんな些事よりも、今気になるのはこちらの事。
恐らく、ドナーになった全ての人が、同じ事を考えるでしょう。
ええ、本題はここです。
― 仲間由紀恵(患者さん)の安否 ―
移植は確かに、無事に終わった。
が、ここから本当の試練に見舞われるのは、他ならぬ患者さんなのですよ。
移植して、はい終わり♪……では無く、これからが本番なのです。
― 骨髄はちゃんと定着するか?
― 拒絶反応は無いか?
― 実生活を滞り無く送る事が出来るか?
不安はあれど、ボクにはもう、何も出来ない。
きっと元気になると、そう祈り続ける他に、出来る事など残されていないのです。
苦しいけれど、切ないけれど、もう祈る事しか……(涙)。
ボクの骨髄移植は、これで全て終わりです。
が、まだ観ぬ患者さんの冒険は、今始まったばかり。
どうか皆さん、ボクと共に、祈って下さい。
仲間由紀恵は、10年後、50年後の今……元気だと。
ドナー日記 ―fin―