今週の日曜日(2月1日)、午後9時30分、いきなりストーブが壊れました。
只ならぬ『ピーッ!』という警告音と共に、液晶パネルが明滅し、『消火します』の表示。
仕方が無いので電源を切ろうと、スイッチを押しますが、まるで反応無し。
で、どうしようも無くなり、プラグをコンセントから引き抜きました。
― 一体どうしたのだろう?(悩)
最初は、地震センサーの誤作動だと思っていたのですが、確認の結果異常無し。
それでは給油パイプの目詰まりかとも予想しますが、これまたそこも異常無し。
変だな~、と思いながら、ふとこんな事実に気付きました。
ストーブが消えた。
つまり……。
一歩間違えれば、死ぬ!(焦)
これは誇張では無く、本当の話です。
何しろここは北の果て、外気温は、終日マイナス。
ストーブがあるからこそ室内は18℃という適温に保たれていますが、それが無くなった今、どこまで落ちるか想像も出来ません。
……さて、これは困ったぞ?(汗)
時刻は既に10時近く。
日曜のそんな時間に開いている電気屋などある筈も無く、暫し途方に暮れます。
とりあえず、この場を凌ぐ方法を考えなければ……そう思いながら、焼酎の水割りを作りました。
― まずは、最低限の暖房を確保しよう!
そう思い、押し入れから取り出したのは、電気毛布。
それを床に敷き、即席の『床暖』を作りました。
パワー目盛りを最大にすれば、とりあえずは、室内がマイナスまで落ちる事は無いでしょう。
次にケータイを手に取り、ネットで、ストーブの修理業者を検索。
何とか一件だけ見つけ、早速そこに電話をしました。
ボク「実はたった今、ストーブが壊れまして(汗)」
相手『すみません、時間外なもので、今すぐには対応出来ません』
― そりゃそうだよね(汗)。
ボク「明日、何時頃ならば来て貰えますか?」
相手『9時頃ならば……でも、お仕事ですよね?』
ボク「そうですね」
相手『あの、大丈夫ですか?』
ボク「下手すりゃ死んじゃいます(泣)」
相手『そうですよね~、普通死んじゃいますよね~(汗)』
とりあえず、翌朝にまた連絡を貰う約束をして、電話を切ります。
そして悪あがきとして、再度プラグをコンセントに差し、スイッチオン。
が、警告音と液晶パネルの明滅。爆発したら困るので、またプラグを引き抜きました。
……困ったな~(汗)。
そう思いながら、冷蔵庫を開け、500mlのビールを取り出しました。
蓋を開け、それを飲み下しながら、今後の事を考えます。
とりあえず明日まではこのまま過ごすとして、それから先をどうするか。
週末に仕事から帰って、修理業者を呼ぶとして、修理が終わるまでの間が一番の問題。
流石にこの厳冬期を、電気毛布一枚で乗り切るのは、あまりにも無謀ですから。
①ストーブを買い替える
②ポータブルの電気ストーブを買う
③いっそ室内で灯油を燃やす
一瞬、『③番でもいんじゃね?』なんて思いましたが、幾ら何でも危険です。
が、たかが故障で新品など買いたくありませんし、数日の為に電気ストーブを買うのも嫌です。
しかし暖房が無いと、本当に死んでしまうかもしれませんし……。
と、そこで気付きました。
赤ワインのボトルを空けた後の、焼酎の水割り、そして立て続けに缶ビールというこのコンボ。
うん。
体を冷やしてどうする。
それに気付いたボクは、グラスと氷を用意し、ウイスキーのロックを作りました。
本当はブランデーか日本酒の方が温まるのですが、生憎我が家には、どちらもありませんでしたので。
そうしてそれを飲んでいると、ケータイメールに着信アリ。
― あ、ぴっぴさんだ♪
それは、ボクのメル友&ブログ仲間のぴっぴさん。
不思議と彼女、ボクがピンチに陥っていると、必ずこうしてメールをくれるのですよ。
ボクなんかより、よっぽど霊感ありますよね、絶対。(←本気:笑)
『今、本気でヤバい状況です。
明日生きていられたら、またお会いしましょう』
相手を不安に突き落とす様なメールを返信し、ケータイをベッドの枕元に置きます。
そして歯を磨き、電気毛布をベッドの掛け布団に仕込み、就寝の準備。
どうかすぐに修理業者が来てくれます様に、そう祈りながら、眠りに就きました。
そして月曜の朝。寒い室内を裸足で歩き、朝食の準備を始めます。
と、何となく目に付いた、壊れたストーブ。
念の為にと、プラグをコンセントに差し、スイッチを入れてみると……。
点火開始!
まるで何も無かったかの様に、燃え出すストーブ。
心の中で『爆発するんじゃ無いだろうな!?』などと思いながら、じっと見守ります。
しかし挙動に不審な点は無く、どうやら本当に大丈夫そうです。
― 何だったの?(´・ω ・`)
不思議に思いながらも電源を消し、仕事に出掛けました。
金曜日に仕事から戻った時も、ちゃんとこうして、燃えてくれるだろうか?……そんな不安を抱えながら。。。
―――
そうして今日、現場から戻って着火すると、故障など微塵も無く安定して燃えているストーブ。
が、いつまたいきなり故障するかと思うと、どうにも心配でなりません。
この厳冬期、もしもマイナス20℃の夜に、いきなり火が消えたら……。
どうかこのストーブが、春まで正常に動いてくれます様に!(祈)