本日『も』、送別会でございました(何回目だよ全く:汗)。
係の送別会。
課の送別会。
部の送別会。
合同の送別会。
その他組み合わせ諸々。
会社単位で一括してやれば充分なものを、なまじ酒好きが多いせいか、何度も繰り返される送別会。
それで無くとも安月給なのに、本当に困ったものですよね~(辛)。
でも社会人として付き合わない訳にも行きませんし、爪に火を灯す様な気持ちで、毎度飲み会に参加しております。
……はぁ、明日銀行に行って、金を下ろして来なくっちゃ(悲)。
そんな立て続けの飲み会、今日は仕事の都合により、行くのが若干遅れてしまったのですよ。
そのせいで、会場に入った時には席が埋まり、仲間の近くに座れない状態。
空いている場所は無いかと辺りをキョロキョロ。と、ようやく見つけた場所は……。
― ボクの事を目の敵にしている、重役の隣!(号泣)
一瞬そのまま帰ろうかとも思いましたが、それこそ後で何を言われるか分かりませんので、大人しくそこに座ります。
が、何しろそんな関係ですので、会話を交わす事など一切無く。
ただその重たい空気の中、一人押し黙って、じっと苦痛に耐えておりました(涙)。
そうして意味も無く煙草をくわえたり、目の前のつまみを食べたりしながら、ただ時間が過ぎるのをじっと待つボク。
重役の前には美味そうなオードブルがあるというのに、怖くて箸を伸ばす事が出来ません。
と、重役のケータイに着信アリ。席を立つ重役の背中を見送り、心の中でニヤリ。
― チャンス到来♪
ここぞとばかりに身を乗り出し、オードブルに箸を伸ばすボク。
唐揚げ♪ 天ぷら♪ 刺身♪ 寿司♪
そうして料理を皿に運んでいると、その中の一品から、汁がポタリ。
何となく、視線を下に。
するとそこにあったのは、重役が置いて行った、何かのメモ。
料理の汁が、ぴちょん。
ぎゃあああああーっ!!!(大慌)
心の中で、この世のものとも思えぬくらいの大絶叫!
慌てて周囲を見渡すものの、そこにはお絞りもティッシュも無く、ただ無言で狼狽するボク。
とにかく、重役が戻るよりも早く、このメモを綺麗にしておかなければ!(焦)
とりあえず心を落ち着かせ、近くにいた同僚に、ティッシュが無いか尋ねます。
が、誰に聞いても「持ってない」の返事ばかり。
軽く途方に暮れるボク。と、すぐ傍にいた上司が、「俺持ってるぞ」と声をかけてくれました。
― 地獄に仏!(幸)
喜び勇んでそれを受け取り、すぐにメモを拭こうとしたボク。
と、そのティッシュの異形さに、ふと手が止まりました。
ボクが手渡されたそのティッシュ。折り畳まれたそれを開いてみると……。
― 普通の『箱ティッシュ』を何枚か取り、折り畳んだもの。
業界でも群を抜き、最低ランクと言われる、我が社の給与。
それがこの不況で更に下がり、生活が苦しいのは、確かに分かる。
分かるが……。
ポケットティッシュすら買えないなんて。_| ̄|○