ネットニュースを眺めていると、こんな話題が目に入りました。
『電信棒、知らぬは裁判官だけ 法廷で問いただす』
何でも、被告が使った『電信棒(デンシンボウ)』という言葉が理解出来ず、裁判官が何度も聞き返したのだとか。
しかしそれはそこの方言で、傍聴人や他の裁判官にすれば、『こいつ何で電信棒を知らないの!?』みたいな雰囲気。
まあ仕方が無いでしょうね〜、方言なんて、他の地方の人からすれば『外国語』と同じですから。
で、このニュースを読んだボク。
心の中で、こう呟きました。
結局、電信棒って何!?(汗)
いえ、そのニュースには書いていなかったのですよ、電信棒が何なのか。
しかしボクも『電信棒』という言葉を知りませんから、正直な話、この裁判官と同じ心境です。
で、悔しいので他のサイトのニュースも読み、ようやく『ああ電柱の事か……』と気が付きました。
デンシンボウ。
何とも聞き慣れない言葉ですが、東海地方や関西の一部地域では、電柱の事をそう呼ぶのだそうです。
ボクなんて知りませんから、最初にこの単語を目にした時、『スタンガン内蔵の電子警棒』かと思いましたよ。
てっきり、それを使って強盗でもやったのかと。本当の罪状は知らないけど。
で、この電信棒という単語を読み、自分の事を考えてみます。
普段ボクは、電柱の事を、何と呼んでいるか?
・北電柱(北海道電力の電柱)
・NTT柱
・共架柱(複数の電線が一緒に乗っている)
割と専門的な用語でしょうかね?
普段仕事で使いますので、それが『誰の電柱か?』が分かる様に、こうして区分して呼んでいます。
その他、たまにDoCoMoなどの電柱もあったりして。それらはそれぞれに、会社名を付けて呼ぶのが基本です。
― でも子供の頃って、電柱の事、何て呼んでいたっけ?(悩)
ぶっちゃけ、こうして専門的な呼び方を始めたのは、今の会社に就職してから。
その前はたぶん、普通に『電柱』と呼んでいたと思います。
少なくとも『電信棒』と呼んだ事はありませんね。あれ棒じゃ無いし。立派な柱だし。
と、そこで不意に思い出した、ボクの幼少時の電柱の呼び方。
『でんしんばしら』って呼んでた!
そう、ボクは子供の頃、電柱の事を『電信柱』と呼んでいたのですよ。
これが北海道の方言かどうかは知りませんが、確か周りの大人達も、同様に電信柱と呼んでいたと思います。
それが時代を経て『電柱』と呼ぶ様になり、今では、北電柱やらNTT柱やらと呼ぶ様になり。。。
こうして、子供の頃の電柱の呼び方を思い出したボク。
電信柱という懐かしい響きを思いながら、心の中で、またこう呟くのです。
電信棒は無いな。
あれ、棒じゃ無いし。柱だし。(←こだわる:笑)