お役所に、仕事の打ち合わせに行って参りました。
奴ら公務員の『相変わらずの横柄な態度』に胃を痛めながら、落ち込みがちに乗り込む、下りのエレベーター。
じっと階数表示を眺めながら、1Fに到着するのを、今や遅しと待っていました。
あいつら死ねば良いのに……そんな事を、リアルに考えながら。
と、3Fから乗り込んで来たのは、3人の男性。
その中の1人が、JOMO(ガソリンスタンド)の制服を身に付けていたのですよ。
なのでボクは、至極当然に、こう考えたのです。
― 集金にでも来たのかな?
何しろそこはお役所、ガソリンスタンドの人間が、仕事の打ち合わせに来るとも思えませんしね?
なので、『きっと集金だろう』、そう思ったのです。
ってまあ、お役所がガソリン代をどうやって支払っているのかなど、ボクには分かりませんが。
そして一緒に乗り込んで来た残りの2名に目をやると、それはまるで政治家の様な、実に重たい雰囲気。
2人の会話も、『日本のこれから』『いかに北海道を発展させるか』など、とても難しい内容です。
と、何気なくJOMOの人に視線を戻すと……。
何故か、2人の会話に相槌を打つ、JOMOの人。
え、仲間なの!?(驚)
政治家風のスーツ姿が2人と、JOMOの制服が1人。
皆、真剣な表情で、北海道の行く末を憂いでいます。
そうしてようやく1Fに到着、開いた扉に、反射的に『開く』のボタンに手をかけるボク。
男①「すまないね」
ボク「(ぺこり)」
男②「うん(会釈気味に)」
ボク「(ぺこり)」
JOMO「ども♪(自然な雰囲気で)」
ボク「???」
談笑しながら、まるでそれが当然の如く、睦まじく歩いて行く3人。
そんな彼らの背中を見送りながら、エレベーターを降り、呆然と佇むボク。
視線の先、喫煙所で談笑するスーツが2人と、何故かJOMO。
……JOMOの人、あんた何者!?(汗)