一般的に『どんぶり』というのは、下衆(げす)な食べ物とされる様です。
カツ丼とか牛丼とか、下品らしいです。
美味しいし、ボクも大好きだけれど、品性には欠けるらしいです。
理由は知りませんが。
納得も行きませんが。
そういうものらしいです。
お下品な食べ物。天皇陛下とか絶対に食べない。(←そうなのか?)
でも考えてみたら、高級な店にはあまりありませんよね? どんぶり物って。
似た様な品があっても、基本は『ご飯』と『おかず』が別々に出て来て、しっかりと分離されていたりして。
白いご飯は白いまま。決して、そこにおかずを載せようとはしません。
お上品=ご飯とおかずは別々に食べる
お下品=両方いっぺんに食べる
そんなところでしょうかね?
白いものを汚さずに食べるのがお上品で、どんぶりは『ご飯を汚す』から下衆とされる。
載せちゃダメ! ゼッタイ!(←何?)
でもそれを考えると、『鰻重』はどうなるのでしょう?
下品な食べ物でしょうか。
店によっては重箱で仕切られ、蒲焼きとご飯が別々に出て来るパターンもありますが、基本は『ご飯に載って』いますが。。。
確かに江戸時代には庶民の食べ物だったらしいですが、今では立派な高級品である、鰻重。
ボクの口には滅多に入らない、高嶺の花。
どちらかと言えば、『お上品』なイメージなのですが……。
―――
そんな事を考えながら、今日の昼ご飯の『親子丼』を食べていました。
鶏肉と玉葱と玉子と三つ葉、とってもシンプルな親子丼。一味唐辛子をたっぷりとかけて。
そうして食べながら、ふと思ったのは。。。
……塗り箸で食べるのって、食べづらいな~(汗)。
やっぱりこうした『ご飯にたれがかかっている食べ物』って、割り箸の方が食べやすいですよね?
エコロジーの観点から言えば、塗り箸の方が良いのでしょうけど、こと麺類とどんぶりに関してだけは。
でも飯場に割り箸なんてある筈も無く、塗り箸で何とか食べ進めます。つるつる滑って不便だな~と思いながら。
で、段々と面倒臭くなって来て、結局どんぶりを口に付けて一気にかっ喰らう……。
下衆だな。(←そんな結論かよ!:汗)