目が悪い人間は、対象が良く見えない状況下では、前後の『見える文字』から文章を連想するものです。
……って、これじゃ分かりづらいですね(汗)。
今書いた事を、例を挙げて簡単に説明すると、
・眼鏡を外していて、周囲がぼやけている状況。
・遠くにあるドアの上に、何やら3つの文字が見える。
・一文字目はたぶん『非』、二文字目は不明、三文字目は『口』の気がする。
・そうか、きっとあれは『非常口』と書かれているんだ!(笑)
ってな感じです。
はっきりとは見えないけれど、『口』の様な単純な文字ならば、何となく分かる。
そんな『何となく分かる文字』を集め、間の『見えない文字』は『連想』し、文章を作るのですよ。
周囲の雰囲気も重要な要素。扉の上ならば『非常口』でしょうし、窓の下ならば『脱出口』かもしれません。
見えない文字は連想で補う……これは目の悪い人間にとって、大切な能力の一つです。
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眼鏡を外していたので、画面が良く見えなかったのですよ。
しかし前後の文字は何となく分かったので、頭の中で文章を組み立てたのです。
やっていたのはテレビCM。メーカーは分かりませんが、化粧品のCMの様でした。
『ドラマをほじくる』
実際に読めたのは『ド・マ・・じ・る』だけでしたが、ボクの脳は前後を連想し、この様に文章を作りました。
が、どうにも意味が繋がらない。
ドラマの評論番組ならばまだしも、化粧品のCMで、こんな文章が出て来るとは思えなかったのです。
― 本当は何と書かれているのだろう?(悩)
気になったボクは、目を細め、画面に近づいてみました。
すると、そこに書かれていた文字は……。
『ドラマがはじまる』
うん、惜しかった。(←そうか?)